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次世代社会インフラ構想実現への第一歩。最先端のAI基盤を搭載する日本最大級「北海道苫小牧AIデータセンター」起工式

次世代社会インフラ構想実現への第一歩。最先端のAI基盤を搭載する日本最大級「北海道苫小牧AIデータセンター」起工式

ソフトバンクの次世代社会インフラ構想における主要拠点「北海道苫小牧AIデータセンター」は、大規模な計算基盤を持ち、北海道内の再生可能エネルギーを100%利用する地産地消型のAIデータセンターとして、将来的に日本最大級の規模まで拡大する予定です。2025年4月15日に現地で起工式を開催し、建設工事の安全と成功を祈願して、鍬(くわ)入れの儀などを執り行いました。

来るべきAI時代に不可欠な次世代社会インフラ「Brain DataCenter」の拠点

北海道苫小牧AIデータセンター完成予想図

北海道苫小牧AIデータセンター完成予想図

生成AIの普及によるデータ処理と電力需要の急増や、データセンターが東京・大阪エリアに偏っている課題に対応するため、ソフトバンクと子会社である株式会社IDCフロンティアは、北海道苫小牧市に大規模なAIデータセンター「北海道苫小牧AIデータセンター」を建設します。データ処理と電力消費の全国分散を目指すソフトバンクの次世代社会インフラ構想の要である「Brain DataCenter」の中核拠点として、2026年度の開業を目指しています。将来的に国内最大規模の敷地面積70万平方メートル、受電容量が300メガワット超まで拡大する見込みです。

来るべきAI時代に不可欠な次世代社会インフラ「Brain DataCenter」の拠点

来るべきAI時代に不可欠な次世代社会インフラ「Brain DataCenter」の拠点

上空からの建設予定地

苫小牧に最先端AIを。官民連携により起工式を迎えたことに感謝

苫小牧に最先端AIを。官民連携により起工式を迎えたことに感謝

起工式には、経済産業省 渋谷闘志彦大臣官房審議官(IT戦略担当)、北海道 鈴木直道知事、苫小牧市 金澤俊 市長をはじめ、建設関係者など約130人が出席しました。

ソフトバンク株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一は、「生成AIの将来を見据えると日本国内に大規模なデータセンターが必要だと考え、約5年前、鈴木直道知事に北海道内の建設予定地について相談したのが、北海道苫小牧AIデータセンターの出発点です。コロナ禍で計画が一時中断していたのですが、感染状況が少し落ち着いた頃に知事から声かけがあり、再び計画が動き出し、今日を迎えることになりました。データセンターの立ち上げには、土地の選定など時間がかかることが多いのですが、知事のリーダーシップの下、道や苫小牧市をはじめとする多くの関係者の迅速な対応によって、計画再開からわずか1年ほどで起工式を迎えることができました。

建設費の高騰や人手不足など多くの困難がある中、きょう参列している皆さまが、われわれのデータセンターの構想に共感し、協力してくれたおかげで前に進むことができました。今後、この北海道苫小牧AIデータセンターを中心に最先端のAIを開発・提供していきます。今日の起工式があってこそ新しい北海道ができたんだと思ってもらえるよう、精いっぱい努力していきます」と感謝の思いを込めつつ、北海道苫小牧AIデータセンターの開業に向けて意欲を示しました。

苫小牧に最先端AIを。官民連携により起工式を迎えたことに感謝

また、起工式同日の2025年4月15日、北海道とソフトバンクは、北海道苫小牧AIデータセンターの建設着工を契機としてさらなる連携強化を図ることを目的とした包括連携協定を、北海道庁で締結しました。2024年2月22日に両者が締結した包括連携協定に、北海道苫小牧AIデータセンターの活用による道内の産業活性化に関連する項目などが新たに追加されました。

苫小牧に最先端AIを。官民連携により起工式を迎えたことに感謝

鈴木知事は「冷涼な気候で再生エネルギーも豊富、かつ大規模な用地がある北海道で、大規模なデータセンターを検討してほしい旨を宮川社長にお伝えしてきました。国はGX2040ビジョンの中で、エネルギーが豊富な地域に新たな産業を集積させていくなど戦略を見直しています。こうした状況で、北海道苫小牧AIデータセンターが本日起工式を迎えたことは非常に感慨深いものがあります。

スマートフォンやAI技術を活用する生活の中で、今後データセンターは、より重要性を増してきます。全ての生活環境や事業者がデータセンターと関わりを持つようになると思っています。包括連携協定の更新により、道民の皆さんの生活をさらに良くするための課題解決に両者で取り組んで行きます」とコメントしました。

(掲載日:2025年4月21日)
文:ソフトバンクニュース編集部

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