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東大生が生成AIを活用した2030年のビジネス・サービスを提案。次世代AI人材を育むデータハッカソン開催

東大生が生成AIを活用した2030年のビジネス・サービスを提案。次世代AI人材を育むデータハッカソン開催

日常生活からビジネス、社会課題解決まで、その可能性を広げる生成AI技術。技術革新が目覚ましいこの分野において、AIを正しく理解し、問題解決へとつなげる次世代の人材育成は急務です。
国立大学法人東京大学(以下「東京大学」)やソフトバンクなどが最先端のAI研究機関を目指して設立した「Beyond AI 研究推進機構」の取り組みの一環として、東京大学の学生を対象としたデータハッカソンが2025年3月に開催されました。

生成AIハッカソンを通じて深まる学びと成長

今回の「生成AIを活用した未来のライフスタイルを考えよう! データハッカソン」は、東京大学が実施する「東京大学グローバル・インターンシップ・プログラム」の枠組みを活用し、ソフトバンクが企画・運営を務め、東京大学と共同で開催されました。2024年に続き3回目となった今年は過去最多となる計26チームが参加し、2030年の未来社会を見据えた革新的なアイデアを競い合いました。

参加者は、開会式から閉会式までの約1カ月間、多様な学習機会を得ます。チームでのビジネスアイデア創出ワークショップや、プロトタイプ開発に役立つ技術研修に加え、ソフトバンクが提供するAI・DX人材育成サービス「Axross Recipe for Biz」を通じて、AIやビッグデータはもちろんのこと、起業や企画・開発などに関する幅広い知識や技術、心構えなどを学びます。アイデアを練り上げ、プロトタイプを制作し、ハッカソン本番では英語でプレゼンテーションを行います。予選を経て最終的に9チームが東京大学本郷キャンパスでの本選に進出しました。

生成AIハッカソンを通じて深まる学びと成長
生成AIハッカソンを通じて深まる学びと成長
生成AIハッカソンを通じて深まる学びと成長

農業×AIエージェントなど、ユニークで発展性のあるアイデアが最優秀賞を受賞

「課題解決」「ビジネス&サービス」「プレゼンテーション」「AIとデータ活用」「プロトタイプ開発」の総合点で評価され、厳正な審査の結果、優れたアイデアが表彰されました。

最優秀賞には「AIエージェントを活用した農地配分最適化システム」「リアルタイム詐欺通話解析システム」を発表した2チームのほか、優秀賞や特別賞が選出され、ソフトバンク竹芝本社で表彰式が行われました。

最優秀賞のチームには、8〜9月にシリコンバレーへの海外インターンシップ参加権が授与されました。現地では、海外企業との交流や、現地学生との交流、IT関連イベントへの参加などが予定されています。

また、優秀賞のチームには、日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」(愛知県 名古屋市)、ソフトバンクの地域イノベーション創出拠点「せとうち Tech LAB」(広島県 福山市)への視察参加権が授与されました。

東京大学の津田敦理事・副学長は、本プログラムを総括し、「年々、参加者の意欲とレベルが向上しており、積極的に知識を吸収し、社会実装を目指す意識の高まりを強く感じます。素晴らしいチームが育ちました。本プログラムはグローバル人材の育成も重要な目的の一つです。世界には人権、平和、本日のテーマにもあった高齢化社会や水・食料など、多岐にわたる課題が存在しますが、多様な視点と取り組み方があり、AIはその課題解決の有力な手段の一つです。ここで得た学びを、日々の学習や今後の人生に生かしてください」と述べました。

農業×AIエージェントなど、ユニークで発展性のあるアイデアが最優秀賞を受賞
農業×AIエージェントなど、ユニークで発展性のあるアイデアが最優秀賞を受賞

実践的AI教育で、未来を開く次世代を育成

生成AIが目覚ましい進化を遂げる現代において、データを深く理解し、そこから課題解決へと導く次世代の人材育成はますます重要になっています。東京大学とソフトバンクが共同で開催するイベントでは、実践的なAI教育と実社会のデータ活用を軸に、未来を担う革新的な人材育成に貢献してまいります。

上位入賞者の発表内容は、Axross Recipeサービスサイト内で紹介していますのでご覧ください。

発表内容を詳しくみる

データハッカソンで利用した「Axross Recipe for Biz」。AIを活用した最新の技術や事例を学び、現場での実践力を身に着けるための環境としてソフトバンクが提供しています。
Axross Recipe サービスサイト

Axross Recipe for Biz

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(掲載日:2025年4月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部

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